禁煙で得た心のゆとり
まさか自分が、禁煙に成功するとは思ってもいなかったです。禁煙って難しいと思いますよね。でも『煙草』の性質を知ると意外に出来るもんなんですよ!
私の両親は、愛煙家で、私は小さい時から煙草の煙の中で育ちました。狭い家だったので自分の部屋がなく、すべて共有空間でしたので、煙からは逃れられない状況です。部屋の中はいつも煙が、ただよっていて、とってもイヤだった記憶があります。
その時は、なんでこんな臭いものを吸うのか全く理解できず、「私は大人になっても絶対に煙草なんか吸わない…吸いたくない!」と強く思っていました。
しかし、私が高校1年の時、『伏流煙』の害について、知ってしまいました。臭くて不愉快な物、だけでなく癌になる可能性の高い物だという事を知ったとき、私は両親に対してとても強い嫌悪感をもってしまいました。
私の事、大事じゃないのかな…私が病気になっても悲しくないのかな…と考えだすと、どんどん被害妄想に落ちいっていきました。
『自分で吸って癌になるならともかく、私の意志とは全く関係ない事で癌になるのは許せない…「そうだ!だったら自分で吸おう!自分で癌になろう!そしたら癌になっても両親を恨まなくてすむ」
この発想の展開は、今思えば笑えるのですが、16歳という多感な時期での必死に考えた逃げ道でした。煙草に火をつけてしまいました。
そのうち、そんな煙草への恐怖は、しだいに消え、とうとう煙草がないと、どうしたらいいか、わからかくなるほど、煙草は私の心の支えに変わっていきました。私の大親友です。
当時は1日に3〜4箱程吸っていて、行きつけのスナックで『煙突』と呼ばれた事もあるほどでした。煙草のおかげで、すぐに息があがって、疲れやすくなり、髪の毛は臭い…。
そんな理由で何度も『禁煙する!』と試みてみるものの、煙草が好きだという気持ちがあるので、とんでもないストレスが襲ってきました。
「やっぱり今回は禁煙や〜めた!タイミングがあわなかったんだ〜」とか「あと一本吸ってからやめよ!・・・あともう一本…あと…」としてるうちに普通に喫煙生活を続けていました。今思えば禁煙に失敗して当然でした。
時がたって、結婚し、赤ちゃんが出来たとき、さすがに強く禁煙を誓いました。しかし5日ほどが限界で、6日目に吸ってしまった時の気持ちは、赤ちゃんに対して申し訳ない…という気持ちではなく、『あ〜…ウマイ☆』でした。
大切に守って愛してあげたい赤ちゃんの存在と、やめたくてもやめれない煙草の存在でひどい自己嫌悪に陥りました。子供の時に経験した辛い状況を、自分の子供にさせてしまうのは絶対に出来ない!と、強く思いました。
『煙草はダメ、煙草はガマン、煙草は…』一日中頭の中が『煙草、煙草』でした。そんな『煙草』の存在に支配されてる禁煙が成功するはずがないですよね。
『なぜ私は煙草を吸わなければいけないのか…』に気づく事が一番の近道だと 思います。『なぜ私は煙草を吸わなければいけないのか…』
こんな事を考えるようになったのは、『煙草が吸いたくても、絶対に吸うのを我慢しないといけない状況』が、とても苦痛に感じたからです。
それは、生まれて3ヶ月の赤ちゃんをパパの実家へ見せに行った時…まさか煙草を目の前で吸うわけにもいかず、ジュースを買いに行く、本を買いに行く、おかしを…と理由をつけ2時間おきに家をでて煙草を吸っていました。
いい加減、理由もみつからず『あと何時間すえないんだろ…』とイライラしてきました。
そんな状況で『私はいつまで煙草に振り回されるのかな…ちゃんと人生楽しめてるのかな、煙草の存在を気にせず育児や家庭に100%の気持ちで接する事が出来たら幸せだろうな…。
そんな時『禁煙セラピー』の本を書店で見つけました。結構話題にもなったので知らない人はいないんじゃないかと思いますが、あの本の内容は私にはスゴイ衝撃でした。
内容を伝えたいんですけど、うまく伝わるかどうか不安なので、禁煙したい方は図書館にあるはずです。是非読んでみてください。
おかげで、簡単に禁煙に成功したのです。周りの友達や両親、パパも驚いていましたが一番驚いたのは自分自身です。今までの辛い煙草との戦いは、なんだったんだ〜と。
しかし、半年ほどたって、台所でご飯を作っていると、フト、パパの煙草が目に入りました。『懐かしいな〜…どんな味やったかな?ちょっと一口…』
自分は簡単に禁煙できたんだから、ちょっとくらい吸っても、またやめればいいし…と、煙草を甘く考えていました。またまた煙草に支配される生活が私を待っていました。
こうなる事もあの本には書いていたのに…。また煙草の罠にはまってしまいました。もう一度本をよみました。1ヶ月かかりましたが再び禁煙できました。
最初読んだ時に気づかなかった過ちに気づいたからです。それは『煙草は1口吸うだけで必ず次の喫煙につながる連鎖』だという事です。
今、1吸いすると同時に、次の喫煙の契約をしてしまうという事。だから、私が今、煙草を一口でも吸うと、またあの地獄のような喫煙生活が必ず待っています。
そんな繰り返しは、もうバカバカしいので吸っていません。…数えると、禁煙して今年で7年目になります。
パパも早く煙草やめればいいのに…

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